悲願
今日はなんと松屋に行きました。
朝、駅の近くにある松屋の前を通り過ぎた時、私は今日は死んでも松屋には行くまいという決意を固めていました。昨日も松屋に入ったからです。
それから数時間後、雨の降りしきる昼、気づいたら松屋に突入していました。マジで引力に引きずり込まれるみたいだった。
昼休みのドカタの方々や枯れ果てたサラリーマンや枯れつつあるサラリーマンやこれから枯れていく若いサラリーマンや意味不明の無職っぽいおっさんでごったがえす白昼の松屋にいると、自然に生きている意味を考えてしまう。
我々は何のために生まれてきたのか
我々はネギ塩豚カルビ丼を食べるために生きている訳ではない
生野菜サラダ(110円)を食べるためではない
松屋で消費されていく人生なのか 松屋が人生を消費しているのか
無職っぽい私服のおっさんは無職なのではなくて有給を消費してるだけなのか
有給休暇のお昼に松屋に来るおっさんの生の意味とはなんなのか
早く松屋でご飯食べなくてもいいようになりたい
自殺をすればALL OKに意識は収斂していく
冷静に考えたら今日は雨の日だった
すた丼が雨の日サービスで餃子無料の日だ
完全な敗北が舞い降りる
人生には三つある
①松屋しかない人生 ②すた丼しかない人生 ③松屋とすた丼がある人生
一生②でいい
すた丼を引いたら何も残らないブログしか書けない
だれか助けてくれ
ア
初夢
私はどこまでも続く長い道路を歩いている
道路では私の後ろからやってきた車が次々と私を追い抜いて走り去っていく
私は歩いて逃げている 何か恐ろしい脅威が迫っているらしいから
歩き続けていると人家や駐車場がちらほら見えてきた
街はもうすぐだ
そのうち予想もしない事態になった
駐車場や建物のガレージから次々と車が出てきて、私が歩いている歩道を猛スピードで通り抜けて道路に出ようとする
何度も轢き殺されそうになりながら、私はひたすら歩道を歩いて逃げていく
やがて街の入り口の交差点にたどり着く
すると街の中心のほうから旋律が聞こえてきた
車のクラクションで演奏されるその旋律には聞き覚えがあった
クラクションによるクソ雑な演奏とはいえ、それは死ぬほど聞いたことのあるメロディだった 私が聞き違うはずもない
真理の御魂・最聖・麻原彰晃尊師を讃える彰晃マーチが街を埋め尽くしていた。
というところで目が覚めました
私は新年早々日頃の修行の成果が現れましたが、みなさんの初夢はどうでしたか?
地獄
今日も一日全くやることがなかったので、昔のクラスメートの本名をFacebookでひたすら検索していました。私はこれまで人間として虚無だったので、かつての同級生と一切連絡を取っていませんでした。そのためにかつてのクラスメートや友達の卒業後の進路とかを全く知りませんでした。今日のお昼に何の脈絡も無く「Facebook見ればすべての答えが分かるんじゃね?」と思い立ったので、早速軽々しく調べてみました。
最初に思い出した同級生の名前を検索してみたら海外の大学に留学していることが分かったのを皮切りに、海外の名門大学や東大に行ってる人間もいるし、意味不明なFラン、専門学校、高卒、公立中卒の奴がいるなど、いろいろな同級生事情が明らかになってきました。かつて私にやたら嫌がらせをしていた二人が国立の受験に失敗して私立に行ったらしいことを知って笑顔がこぼれる瞬間もありましたが、どのアカウントを見ても総じて海外・沖縄旅行の砂浜で遊んでいる写真や学園祭・体育祭・卒業式の後の黒板前集合写真や成人式で「ひさびさに△組のみんなと会った!マヂ楽しかった!また今度みんなで集まって遊ぼうな!」写真や「□□といっしょに○○食べにいった!!おいしかった〜」写真などなどで溢れており、タイムラインが地獄の様相を呈していました。
私が今日まで虚無のような生活を送っていた一方で、私より遥かにオバカな人間が私よりはるかに、世間的にはそこそこに人生をエンジョイしているという事実を知って目の前が真っ暗になりました。
おまけにパリのテロ事件追悼のためにFacebook公式がプロフにフランス国旗のトリコロールをカスタマイズできるサービスをやっていて、ここぞとばかりに自撮りのプロフにトリコロールをかけてる奴がやたらいるのを見せつけられるに至って完全に私の精神は崩壊しました。
つらい
今日は晩ご飯にスーパーで買った海鮮丼を食べました。具材とご飯のそれぞれをどういう配分で食べていくかを何一つ考えずに食べ散らかした結果、最終的に器の中には以下のようなものが残りました。
・まぐろ 一切れ
・ネギトロ 0.3口分くらい
・しそ 0.5枚
・酢飯 一口分くらい
・わさび 大量
残っているご飯と具材に比してわさびが余りすぎたのですが、何も打開策を思いつかなかったのでまぐろにわさびの残り全部をのせて食べました。
口に入れてから二秒後くらいにハチャメチャなわさび特有の辛みが舌に伝わり、一瞬遅れて鼻、そして鼻の奥へツ〜ンとした刺激が束となって押し寄せてきて完全に生きてる意味が分からなくなり、ガチで泣き叫びそうになった。
今年もいつの間にかに11月ですが、2015年の全ての出来事の中で今日の出来事よりつらい出来事一つもなかった。
冷静に考えてみると、成人男性なのにスーパーで買った海鮮丼のわさびが多すぎてつらかったこと以上につらい出来事がなかったという事実そのものの方がわさびの辛みより1000000000000000000000000倍くらいつらいですね。